Kamis, 12 April 2012

青の祓魔師 (エクソシスト)~ Ao no Ekusoshisuto

『青の祓魔師』(あおのエクソシスト)は、加藤和恵による日本の漫画作品。『ジャンプスクエア』(集英社)にて、2009年5月号から連載中。略称は「青エク」

概要

『ジャンプスクエア』2008年9月号に掲載された読み切り「深山鶯邸事件」(みやまうぐいすていじけん)を原案としたダーク・ファンタジー。学園漫画の要素も盛り込まれている。
2011年9月現在、1巻から7巻の累計部数は700万部[2]。テレビアニメ放送に伴い、原作単行本の初版発行部数が1年足らずで7倍以上になるという、爆発的な伸びを見せた[3]。
2011年4月より10月までテレビアニメが放送され、最終回終了後には映画化が発表された(詳細は青の祓魔師 (アニメ)を参照)。

あらすじ

主人公・奥村燐修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する双子の弟・雪男とは違い、高校にも行かず、就職先までもが見つからずにいた。そんなある日、喧嘩相手の不良に起こった異変と同時に、燐は「悪魔」の存在を、そして自らが魔神(サタン)の息子であることを知る。
燐の養父であり祓魔師の藤本獅郎は、サタンから燐を守るために戦い、命を落とした。獅郎の死を経た燐は、サタンを倒すべく祓魔師(エクソシスト)になることを決意する。

登場人物
担当声優はテレビアニメ版のもの。
主要人物
奥村 燐(おくむら りん)
声 - 岡本信彦渡辺明乃(幼少期)
本作の主人公。 15歳。12月27日生まれ[注 1]。血液型A型。身長173cm、体重63kg。
南十字男子修道院で育つ。明るく温かい性格の持ち主。養父の獅郎を実の父のように慕ったり、幼い頃には弟の雪男や弱いものをいじめから率先して助けたりと家族想いで、他人に対してもかなり情に厚く、自分自身の非を認める誠実な一面もある。また大変素直で、相手の言動をそのまま受け止める。
幼稚園児の頃から他人との違いを明確に意識しており、人に嫌われ友達もできず、中学卒業までは半ばグレている状態に近かった。中学校はよく授業をサボっていたようで、修学旅行にも参加しなかった。幼い頃より怪力と生来の粗暴さから「悪魔」と呼ばれ続け、中学時代は不良だったために、卒業後は就職先も見つからず思い悩んでいた。ただし無鉄砲で喧嘩っ早いのは持ち前の正義感が誤解を生んだ結果である。
勉強はあらゆる面で苦手で、九九もまともに言えないほどである。その反面手先が器用で料理が得意であり、その腕前はプロ並みである。料理のレパートリーは和食・洋食といったいわゆる家庭料理全般。
サタンに体を乗っ取られた養父・獅郎の死後、正十字騎士團の門を叩き学園へ入学。獅郎の仇を討つと共に「サタンをぶん殴る」ために祓魔師になることを決意し、祓魔塾へ入る。志望称号は騎士であり、自分を生かした獅郎の正しさを証明するために聖騎士を目指す。
サタンの落胤(人間と悪魔の混血)として生まれ、その証である「青い炎」を継いでいる。普段、炎は降魔剣「倶利伽羅」により封じられているが、鞘から抜くことで封印を解き、全身から炎を発することができる。一部の悪魔からは「若君」と呼ばれ崇められており、またメフィストやアマイモンからは「兄弟」と見られていることもある。また、覚醒後は黒く長い悪魔の尻尾と尖った耳や牙などの悪魔の特徴が表れ、現在は尻尾の付け根には小さな環が付けられており、他者が真言を唱えることで絞まり、燐に激痛を与えるようになっている。
覚醒後は自然治癒力も高まり、致命傷になりかねない傷でも短時間で癒えるようになる。だがそれ故に、劣勢になると自身の体を盾にする自己犠牲的な行動が目立つようになる。魔障の影響もほぼ受けないが、逆に聖水などの退魔の力にはある程度ダメージを受ける。戦闘能力が強化される半面、その力に飲まれ理性を失う恐れもあるため、祓魔塾での授業の傍ら、炎を制御する訓練も行っている。また降魔剣は燐の心とも連動しているらしく、炎の制御がうまくいかないことで自信を失くしてからは、どんなに力を入れても剣が抜けない状態になってしまった。
しかし夏休みの林間合宿中、アマイモンの奇襲から仲間を守るため、仲間たちの前で炎を使ってしまい正体が露見。騎士團の懲戒尋問に連行されるが、半年後の祓魔師認定試験に合格することなどを条件に不問にされる。素性を知られた当初は、出雲と廉造以外の塾生全員に敬遠されていた。しかし後に不浄王討伐へ向かう際に全員と和解する。

奥村 雪男(おくむら ゆきお)
声 - 福山潤、藤村歩(幼少期)
燐の双子の弟(二卵性双生児)。15歳。燐と同じく12月27日生まれ[注 1]。血液型O型。身長180cm、体重70kg。両利き。
南十字男子修道院で育つ。真面目で物腰が柔らかく、冷静沈着といった燐とは正反対の性格の持ち主。普段は穏やかな口調で立場によって使い分けているが、キレると素の口調が出る。成績優秀な優等生であり、正十字学園特進科に首席で入学する。将来の夢は医者になること。
地味ながら整った顔をしているため、女子にモテる。体に黒子が多いことを気にしており、体中が黒子に覆われる悪夢を見るほど。作中では左目下に頬にかけて縦に並んで黒子が二つ、口元にも一つ特徴的に描かれている。視力がかなり悪いらしく、眼鏡のスペアをたくさん持っている。シュラからは小心者扱いをされており、「ビビリ」をもじった変な仇名で呼ばれることがある。また、しえみからは「雪ちゃん」と呼ばれている。
7歳から祓魔を学び、13歳にして史上最年少で祓魔師の称号を得た。現在は中一級祓魔師。取得称号は竜騎士・医工騎士であり、戦闘では二丁拳銃を駆使し戦う。メフィスト曰く「対・悪魔薬学の天才」で、祓魔塾で対悪魔薬学の講師を務めている。即ち、兄である燐は彼の教え子にあたる。手騎士の称号を持たないが、数多くの水精の召喚をやってのけた。
出生時に悪魔である燐から魔障を受けたため、物心つくころには悪魔が見えていた。その為、何も知らずに育った燐とは違い、幼少の頃に燐と自分がサタンの落胤であることを知らされ、獅郎から祓魔師になることを勧められた。 祓魔師になったのは悪魔たちから燐を守るためであり、今もその思いは変わらず養父の死後はより一層その決意を固くした。身体が弱く未熟児として生まれたためサタンの力を受け継いでいないらしく、一応検査などは受けているが、今のところ何も異常は無いという。しかし藤堂との戦闘の最中に目が変化し、視界が青くなるという異変が起きた。
シュラから「悪魔落ちしやすいタイプ」と指摘され、悪魔落ちした藤堂からは誘いを受けている。
大抵は、元来の性格や優等生かつ教師にして先輩である面から、燐に対して保護者のような態度でいることが多いが、その実、小さい頃は自分には出来ないことをやってみせる燐に憧れていたと語っており、今も心の奥で燐には敵わないと思っている。しかし同時に、そんな燐に対して悔しさを覚えていたと胸の内を明かし、弱い自己を否定した。

藤本 獅郎(ふじもと しろう)
声 - 藤原啓治
南十字男子修道院の神父で、燐と雪男の育ての親。享年51。5月10日生まれ。血液型AB型。身長177cm、体重62kg。
最強の称号「聖騎士」を持つ。正十字騎士團日本支部所属の上一級祓魔師であり、雪男の前任として祓魔塾で対悪魔薬学講師を務めていた。全称号を取得している。
世界中で唯一サタンの憑依に耐えうる可能性を持っていたため、常にサタンに身体を狙われていたが、それを強靭な精神で15年間防いできた。覚醒してしまった燐を虚無界の追手から守ろうとしたが、燐とのいさかいから心を乱し、サタンに体を乗っ取られてしまう。しかし燐が虚無界へ連れ去られるのを防ぐため、最期は自ら命を絶った。
燐の子供っぽさに通じる面があり、彼に多くの影響を与えた人物。

メフィスト・フェレス
声 - 神谷浩史
獅郎の友人で、正十字騎士團日本支部長。「名誉騎士」の称号を持つ祓魔師。正十字学園の理事長を務め、表向きにはヨハン・ファウスト5世と名乗っている。祓魔塾の塾長でもある。年齢不詳。身長195cm、体重74kg。
大抵はピエロを思わせる白い奇妙なスーツやマントを纏っているが、これは本人なりの正装らしい。スコティッシュ・テリア風の小型犬に変身することもできる。騎士團員には主に「フェレス卿」と呼ばれる。お茶目で遊び好きな性格であり、サブカルチャー全般が趣味のオタク。日本を好んでおり、「侘寂の心」「侍魂」「萌」を追及している。
口調は大抵はきちんと敬語を用いて謙遜した風の話し方をするが、アマイモンなどに対しては命令口調になる。また、ドイツ語が達者であり、「アインス・ツヴァイ・ドライ」という掛け声とともに術を使用する。
獅郎亡き後、祓魔師になると宣言した燐を受け入れ、正十字学園に入学させた。一方でネイガウスやアマイモンをけしかけるなど、不穏な動きも見せる。彼の目的は謎に包まれており、シュラは「何か盤上でゲームを楽しんでいるような風情」と気に入らない反応を見せている。公私混同はしない主義と自称しているが、面白い面白くないで物事を判断する節があり、その考える所は誰にも分からない。
その正体は虚無界を捨てた悪魔。200年にわたり騎士團に協力しているという。悪魔としての力は強大なようで、アマイモンとの争いで我を失って暴れる燐にすら余裕を持って対処していた。 燐のことを「我らの小さな末の弟」と呼んでおり、彼自身もサタンとの繋がりがあると思われる。またアマイモンのことを「弟」と呼んでおり、彼からも「兄上」と呼ばれている。物質界を「愉快な玩具箱」と呼んで常に楽しみを探している。

祓魔塾生
杜山 しえみ(もりやま しえみ)
声 - 花澤香菜
本作のヒロイン。15歳。3月6日生まれ。血液型B型。身長165cm、体重49kg。
雪男が贔屓にしている祓魔師用品店の娘。人見知りが激しく、世間知らずでおっとりとした性格だが、仲間との交流を経て芯の強さを発揮していく。出雲の嫌味も善意の励ましとして受け取ってしまうポジティブ思考の天然である。生まれてこの方着物しか着たことがなく、塾では出雲や朴に着方を教えてもらいながら制服を着用している。普段は着物を着ているため分かりにくいが、かなりプロポーションがいい。
祖母が大好きであり、祖母から聞いていた「天空の庭」に行くことを夢に見ている。自分のせいで祖母を失ってしまったと後悔する弱みに付け込まれ、庭の植物に取り憑いていた山魅に寄生され、魔障を受け当初は足が不自由だった。それから祖母の宝物であった庭により執着し、母と仲違いをしてしまったが、燐や雪男の尽力により開放され、歩けるようになった上、対立ばかりしていた母親とも和解することができた。
中学時代は体が弱く、学校もまともに通っていなかった。燐との出会いが一つのきっかけとなり、自分を鍛えるため正十字学園の祓魔塾に入ることになる(高校には通っていない)。周囲と違い、自身には明確な祓魔師の志望動機がないことに悩み、迷いも生じていたが、「人を助けたい」という思いから祓魔師になることを決意する。手騎士の素質を持ち、緑男(グリーンマン)の幼生を使い魔として使役している。
雪男とは彼が祓魔師になった当時からの知り合いで、彼に「雪ちゃん」という愛称をつけた。塾に入った理由は上記の理由に加え、雪男の先生姿見たさである。また、二人っきりになった際に赤面して焦ったりなど恋心を抱いているかの様な描写もある。
また、山魅の件から燐にはとても感謝しており、仲も良く、塾でも一緒にいることが多く、燐に対しても何らかの感情を抱いているようである。 また、彼のことをよく見ており、何かと悩んでいるのをなんとなく感じ取って心配していた。 燐がサタンの落胤であることを知った直後は混乱して怒鳴ったりしたが、後に「そんな大事なことを自分に相談してくれなかったのは、自分が頼りないからだ」と考え、自分を鍛えようと奮い立たせ、燐のことを受け入れた。
家が用品店ということもあり、植物や薬草の知識は豊富だが、独自に名付けた名称(例:アロエ→サンチョさんなど)で憶えているため、塾の筆記試験の点数は低い。そのため彼女の知識は実践の際に発揮される。祓魔塾に通うようになってから、正しい名称も勉強中であるとのこと。
料理下手であり、クロに作った料理は味・見た目共にクロが失神する程の腕前の持ち主である。ただし、「味に自信が無い」と自覚はある様子。

勝呂 竜士(すぐろ りゅうじ)
声 - 中井和哉高木礼子(幼少期)
長身でガタイの良い祓魔塾生の少年。15歳。8月20日生まれ。血液型B型。身長181cm、体重76kg。
京都の由緒あるの息子で、京都弁を話す。廉造と子猫丸には「坊(ぼん)」とよばれている。金のメッシュ入りの髪、耳に複数のピアス、鋭い目つきといった不良じみた外見とは裏腹に、成績優秀で真面目かつ努力家。雪男同様、奨学金を得て正十字学園へ入学し、両親の反対を押し切り祓魔塾へと入った。念仏は2回聞けば覚えてしまうほど記憶力が良く、塾での成績は優秀。志望称号は竜騎士・詠唱騎士。
明陀宗座主血統の家に生まれ、「青い夜」の生き残りである達磨を父親に持つ。青い夜以降、竜士の生まれ育った寺は「祟り寺」と呼ばれ衰退してしまった。そのため、サタンを倒し寺を再建することを志している。達磨の行動や態度に反感を持っていたが、全ての秘密が明らかになった後、達磨から使い魔・伽樓羅を受け継ぐ。
やる気の感じられない燐とは出会った当初から何度も衝突していたが、自身と同じ「サタンを倒す」という台詞を恥ずかしげもなく堂々と宣言する燐に救われ、心を開くようになる。言葉遣いが荒く、やや感情的で、燐とは同族嫌悪からか対立することも少なくないが、基本的には礼儀正しく、面倒見のよい兄貴肌。
祓魔塾生間のお互いの信頼関係がようやく成り立ってきたという所で、林間合宿において燐の正体を知るが、燐がサタンの落胤であることには大して恨み言を言わず、そのような大事なこと全部一人で背負いこんでいたことに対し怒りをぶつけ、和解した。

志摩 廉造(しま れんぞう)
声 - 遊佐浩二
祓魔塾生の少年。15歳[注 2]7月4日生まれ。血液型O型。身長176cm、体重63kg。
髪をピンクめいた茶髪に染めている(女の子はピンク色が好きという理由から)。明陀宗僧正血統である志摩家の五男坊で、男兄弟の末っ子。竜士を「坊」と呼び、京都弁を話す。子猫丸と同じく竜士の父親の弟子であり、彼らと共に行動することが多い。詠唱騎士志望だが経典はあまり覚えておらず、戦闘時はキリク(錫杖)を使う。
面倒臭いことが嫌いな飄々とした性格で、女の子が大好きな自他ともに認める助平である。その助平さから小学時代のあだ名は「エロ魔神」だったらしく、彼の中では黒歴史となっている。虫が絡むと途端に駄目になる。燐ほどではないが勉強は苦手。

三輪 子猫丸(みわ こねこまる)
声 - 梶裕貴
祓魔塾生の少年。15歳。1月7日生まれ。血液型A型。身長155cm、体重43kg。
竜士を「坊」と呼び、京都弁を話す。廉造と同じく竜士の父親の弟子であり、彼らと行動を共にすることが多い。小柄な体型と坊主頭、レンズの大きい眼鏡が特徴。心優しく温和な性格で、竜士のなだめ役に回ることが多い。猫好きで、マイ猫じゃらしを常に携帯している。詠唱騎士志望。
明陀宗僧正血統である三輪家の現当主。「青い夜」で身寄りを失っており、自身を引き取ってくれた勝呂の寺に対して恩義を感じている。「自分には何もない」と思っている彼にとって明陀は拠り所であり、明陀を脅かす存在を何よりも恐れている。燐がサタンの息子であると知ってからは彼を徹底的に遠ざけていたが、燐が死んでしまったら自分もきっと後悔するという結論に辿り着く。

神木 出雲(かみき いずも)
声 - 喜多村英梨
祓魔塾塾生の少女。15歳。10月11日生まれ。血液型A型。身長164cm、体重49kg。
平安時代の貴族のような眉(まろまゆ)が特徴。巫女の血統で手騎士の才能を持ち、一度に白狐を2体召喚することができる。祓魔師を志したのには何か目的があるようだが、詳細は明らかになっていない。
優等生で気が強く、いつも物事をハッキリと口にするが、他者を見下したような言動も目立つ。自身の人格や目的に関して一貫したプライドを持っており、自分では性格が悪いと公言しているが、根は善良かつ律義で、ツンデレの気がある。本人は隠そうとしているが可愛いもの好きのようで、普段の性格からだいぶかけ離れた趣味を持っている様子。
幼い頃から悪魔が見えていたことを隠さなかったために周囲から気味悪がられていたが、そんな彼女に唯一話しかけた朴が初めての友達となった。しかし精神面はやや弱く、朴の塾を辞めたいという発言を自分のせいだと思いこみ、心をかき乱された。しえみに対しては、「お友達になって欲しい」と言われても、自分の要求に反抗しないのをいい事に使いっ走りのように扱っていたが、朴の指摘や他の塾生達に助けられたことで改心し、表では色々と言いながらも内心は思いやりのある性格に変わった。

宝(たから)
声 - 代永翼井上剛(パペット)
祓魔塾生の少年。パペットを使い、腹話術で話す。塾生たちの輪には加わらず、まともに言葉も発しないため、詳しい素性は不明。林間合宿では、化燈籠を運ぶ実践訓練を真っ先にクリアしたことから、能力は高いようようである。

祓魔塾講師
霧隠 シュラ(きりがくれ シュラ)
声 - 佐藤利奈
上一級祓魔師の女性。正十字騎士團ヴァチカン本部の上級監察官。取得称号は騎士・手騎士・医工騎士・詠唱騎士。自称18歳だが実際は26歳。8月8日生まれ。血液型O型。身長169cm、体重は不明でありFカップの巨乳
与えられた任務などは真面目にこなすが、非常にマイペースな性格で、堅苦しいことが苦手。偶におどけた独特の口調で話す。酒豪で酒癖が悪く、授業を受け持っている最中に飲酒することすらある。一度お酒に付き合うとヒドイ目に逢うらしい。
上半身はビキニの上にジャケット、下はショートパンツという露出の多い服装で、胸元から臍周りにかけて刺青がある。「八俣遠呂」と彫られた胸元の刺青から魔剣を取り出し、剣術で戦う。
獅郎の死後、ヴァチカンから「日本支部が隠しているサタンにまつわるものの調査および排除」という命を受け、パーカーのフードを目深に被った男装と「山田(やまだ)」という偽名で素性を隠し、祓魔塾生として潜入調査をしていた。アマイモンと接触した後に正体を明かし燐を始末しようとするが、燐の強固な意志を知ったことで処分を保留とした。監視を継続しながら、燐への剣術指南のため祓魔塾教員の職に就く。
詳細は不明だが、幼少の頃に獅郎に助けられた過去を持つ。元は獅郎の弟子であり、雪男とはその頃からの付き合い。獅郎から、燐に剣を教えるよう頼まれていた。 現在は燐を弟子として、剣などの修行に手を貸している。

イゴール・ネイガウス
声 - 置鮎龍太郎
祓魔塾講師(魔法円・印章術担当)。上一級祓魔師。取得称号は手騎士・医工騎士・詠唱騎士。39歳。11月13日生まれ。血液型AB型。身長182cm、体重70kg。
左目に眼帯を着けた男性。屍系の悪魔を数多く従えており、両腕に魔法円の刺青を刻んでいる。得物は巨大なコンパス。「青い夜」の生き残りの一人であり、その際サタンに取り憑かれ、自身の左目と同時に家族をも失った。サタンを含む悪魔を憎悪している。メフィストの命で燐を襲うものの失敗に終わった。現在は講師を停職処分中。アニメではポーランド出身。

椿 薫(つばき かおり)
声 - 大黒和広
祓魔塾講師(体育・実技担当)。中級祓魔師の男性。女性から電話が掛かってきたのを理由に授業を中断するなど、意識が低い面も見られる。

藤堂 三郎太(とうどう さぶろうた)
元祓魔塾講師(魔法円・印章術担当)。日本支部最深部部長。上二級祓魔師。取得称号は手騎士・医工騎士・詠唱騎士。55歳。10月10日生まれ。血液型B型。身長170cm、体重71kg。
代々祓魔師を輩出する名家・藤堂家の出身。周囲の人間によって定められた人生に疑問を持ち、悪魔落ちする。最深部から「不浄王の左目」を盗み、蝮を口車に乗せて京都出張所の「右目」も盗ませ、2人で逃亡した。降魔堂で達磨と戦い、その最中に不浄王を復活させる。しかし彼の真の狙いは不浄王の復活ではなく、不浄王を封じていた伽樓羅であり、達磨の使い魔の伽樓羅を喰らい自らの身体に強制的に憑依させた。

湯ノ川(ゆのかわ)
声 - 西健亮
祓魔塾講師。天然パーマと思われる髪型とメガネ、無精ひげが特徴的な男性。医工騎士の称号を持っているようで、担当教科も魔障に関するものである。

足立(あだち)
声 - 小山武宏
祓魔塾講師(悪魔歴史学担当)。メガネを掛けた禿頭の老年男性。

佐藤(さとう)
声 - 武田幸史
祓魔塾講師。「情報管理部」所属。目の細い男性。

正十字騎士團
アーサー・オーギュスト・エンジェル
声 - 小野大輔
現聖騎士。ヴァチカン本部勤務の上一級祓魔師。シュラの上司。
聖人のような顔だが、悪魔に対してはまったく容赦はない。戦闘では魔剣「カリバーン」(声 - 東山奈央)を振るう。
三賢者グリゴリ
声 - 甲斐田裕子(カスパール)、保村真(バルタザール)、丸山詠二(メルキオール)
正十字騎士團最高顧問。顔を隠した3人の人物。女性の声をしたカスパール、男性の声をしたバルタザール、老人の声をしたメルキオールの3人[注 6]
ティモテ・ティモワン
声 - 中博史
騎士團法執行部長。メフィストの懲戒尋問で尋問官を務めた。
ブルギニョン
声 - 飯島肇
アーサーの部下の祓魔師。スキンヘッドで眼鏡を掛けている。
ユリ・エギン
声 - 林原めぐみ
燐と雪男の母親とされる女性。下二級祓魔師。三賢者が名を口にしたのみで、詳細は不明。

明陀宗 

勝呂 達磨(すぐろ たつま)
声 - 稲垣隆史
明陀宗頭首。17代目座主であり、大僧正。竜士の父。騎士團には所属しておらず、祓魔師の称号も持っていない。当主らしかぬ行動と放蕩ぶりに不信感を抱く者も多く、陰で生臭坊主と呼ばれている。獅郎からは「救いようのないお人好し」と言われている。
「青い夜」の日、明陀宗座主が代々使役する使い魔・伽樓羅と、不浄王にまつわる秘密を父から受け継ぐ。それらを自分の代で断ち、絶対に次の世代には継がせないと誓っており、周りからずっと遠ざけていた。
藤堂の暗躍により自身も密かに行動を起こし、降魔堂にて戦うが、不浄王復活を許してしまい、自身も重傷を負わされる。その後駆けつけた竜士に、不本意ながら伽樓羅を託す。
勝呂 虎子(すぐろ とらこ)
竜士の母。虎屋旅館の女将として、立ち行かなくなった寺の経営を陰から支えてきた。
志摩 八百造(しま やおぞう)
京都出張所所長。上一級仏教系祓魔師。取得称号は騎士・詠唱騎士。僧位は僧正。廉造ら五男二女の父。53歳。8月10日生まれ。血液型A型。身長177cm、体重62kg。
不浄王の右目を守ろうとして、魔障を受けている。硬派で実直な性格。妻には頭が上がらないらしい。
志摩 柔造(しま じゅうぞう)
京都出張所祓魔一番隊隊長。上二級仏教系祓魔師。取得称号は騎士・詠唱騎士。25歳。2月5日生まれ。血液型O型。身長178cm、体重70kg。
八百造の次男で、長男が死亡したため志摩家の跡継ぎとなった。短気だが熱血な性格。子供が大好きで面倒見が良い。女性からはよくモテるようである。
髪型以外は弟である廉造と酷似している。宝生家と犬猿の仲で、その中でも同じ祓魔塾に通っていた幼馴染の蝮とは極めて仲が悪い。しかし誰よりも寺の事を想う蝮を認めており、蝮が不浄王の右目を盗んだ際は誰よりも動揺し引きとめようとていた。
志摩 金造(しま きんぞう)
八百造の四男。京都出張所警邏二番隊隊員。中二級仏教系祓魔師。取得称号は騎士・詠唱騎士。20歳。11月17日生まれ。血液型O型。身長175cm、体重60kg。
金髪が特徴。髪型以外は兄柔造同様廉造と酷似している。髪の毛が若干長めで、両サイドの髪(耳の上あたり)にヘアピンをつけている。祓魔師である一方で、バンドのボーカルも努めている。喧嘩っ早く、廉造とは正反対のかなり気性の荒い人物。柔造曰く「ドアホ」であり、竜士に言わせてみれば頭の出来は廉造とおっつかっつの馬鹿らしい。
宝生 蟒(ほうじょう うわばみ)
京都出張所深部部長。上一級仏教系祓魔師。僧位は僧正。
宝生 蝮(ほうじょう まむし)
蟒の長女。京都出張所深部一番隊隊長。中一級仏教系祓魔師。取得称号は手騎士・詠唱騎士。24歳。6月4日生まれ。血液型A型。身長164cm、体重48kg。
志摩家と犬猿の仲で、その中でも同じ祓魔塾に通っていた幼馴染の柔造とは極めて仲が悪い。蛇(ナーガ)が大好きだが、そのせいで友達が出来にくいのが悩みらしい。
明陀宗が正十字騎士團に吸収されて以来、達磨の行動に疑問を抱いており、「不浄王の目」の存在を知ってからは、メフィストや明陀の秘密について独自に調査をしていた。結果、明陀を守るため騎士團に所属すると決断した達磨や八百造、自分の父親までをも「明陀を正十字に売った裏切り者」と歪んだ方向に結論づけた。祓魔塾時代の師だった藤堂にそこをつけ込まれてしまい、不浄王の右目を「もっと安全な場所に封印する」という理由で盗み出してしまう。藤堂と共に降魔堂に逃亡したが、不必要と判断され始末されかけ、駆けつけた達磨によって免れた。
宝生 錦(ほうじょう にしき)、宝生 青(ほうじょう あお)
蟒の娘で、蝮の妹たち。京都出張所の深部を守る職務に就いている。姉同様、志摩家とは犬猿の仲で、外見も酷似している。

その他の人物 

朴 朔子(ぱく のりこ)
声 - 高梁碧
出雲の唯一の友人にして、彼女の最大の理解者。16歳。5月21日生まれ。血液型B型。身長159cm、体重47kg。
おおらかで優しい性格の持ち主。本人は元々悪魔についての知識がなく、出雲に連れられ祓魔塾に入るも、周囲についていけず途中で塾を辞める。現在は高校のみ通いながら出雲やしえみと交流している。夏休みには実家に帰った。
白鳥 零二(しらとり れいじ)
声 - 伊藤健太郎
鳩の足を切って遊んでいた不良グループのリーダー。燐が面接に行く途中、悪魔に憑依された姿で現れ彼を襲うが、獅郎に倒された。
アニメでは腐の王アスタロトに憑依され、獅郎に一度祓われた後再度憑依され、大型トラックで修道院を襲撃するが、獅郎に祓われた。

悪魔 
サタン(青焔魔、魔神)
声 - 藤原啓治
虚無界に住む悪魔の創造主。燐の実の父親。物質界を手に入れることを目的とし、たびたび物質界に来ては人間に取り憑いている。しかし物質界にはサタンの憑依に対応しうる物質が存在しないため、一度取り憑かれると人間は体が持たず、すぐに崩壊してしまう。
悪魔でありながら物質界に存在できる燐を求め、唯一自分の憑依に耐え得る獅郎に取り憑き「虚無界の門」で燐を虚無界へと連れ去ろうとする。正気を取り戻した獅郎が自決を図ったため、すぐさま獅郎の身体から離れ、虚無界へと去った。
アマイモン(甘毳)
声 - 柿原徹也
八候王の一人。「地の王」の名を冠する悪魔。大地にまつわる悪魔たちを統べる首領で、地震を発生させる能力を持つ。呼称は時代や国、信仰によって千差万別にあり、神として崇められる地域も存在する。メフィストを「兄上」と呼ぶ弟であり、彼と同じくサタンの息子の一人と思われる。
現在は人間の男性に憑依している。真意の見えない言動と無表情が特徴的であり、サタンの息子である燐に興味を持っている。鬼(ゴブリン)のベヒモス(声 - 西健亮)をペットとして連れている。メフィストから無限の鍵を預かり、虚無界と物質界を行き来している。
不浄王(ふじょうおう)
約150年前、江戸時代の日本に現れた上級悪魔。「腐の王」アスタロトの眷属。熱病や疫病を蔓延させ、4万人以上の犠牲者を出したという。明陀宗では「明陀の祖・不角が降魔剣・倶利伽羅で降伏し、その際にこの世に残った右目を明陀が代々封印している」とされてきた。
不浄王の目は実際には「右目」と「左目」の2つあり、このことは明陀宗の中でも僧正位以上にのみ伝わる秘密であった。左目は正十字騎士團日本支部最深部に、右目は京都出張所深部に封印されていた。目だけでも強力な瘴気を発し、非常に危険。伝説では、右目と左目が揃う時より強毒な新型の瘴気を生み出すという。
真実は座主のみが知る秘密であった。安政5年、不角は伽樓羅の憑依した魔剣・倶利伽羅と契約し不浄王と戦ったが、急所の心臓を2つに分け封印することで仮死状態にするに留まった。以来、不角の子孫である代々の座主は、この秘密を代価に伽樓羅を使い魔として使役し、仮死状態の不浄王を降魔堂の地下に炎で封じてきたが、両目を手にした藤堂によって復活した。
使い魔 [編集]
クロ
声 - 高垣彩陽
獅郎の使い魔だった猫又(ケット・シー)。正十字学園南裏門の元門番。好物は獅郎特製のまたたび酒とすき焼き。一人称は「おれ」。121歳。
元はある地方の養蚕の守り神であったが、時代と共に養蚕が廃れ、その祠が取り壊されようとしたため、怒り狂っていた。そこを獅郎がなだめ、その後彼と使い魔としての契約を結び門番となり、彼にとても懐いていた。しかし獅郎の死後、門の警備員達の会話から獅郎の死を聞き、それを受け入れられず暴走する。燐の説得で獅郎の死を受け入れた後は門番の任を解かれ、書類上は燐の使い魔として共に生活するようになった。普段は普通の猫の大きさだが、巨大化し、背中に人を乗せる事ができる。
ニーちゃん
声 - 東山奈央
しえみの使い魔。緑男(グリーンマン)の幼生。
手に乗るほど小さく、頭に葉の帽子を被っている。身体からあらゆる植物を出すことができ、それによって治療や支援行動を行う。
ミケ&ウケ[注 6]
声 - 井上剛(ミケ)、西健亮(ウケ)
出雲の使い魔。二体の白狐。首の巻き布にはそれぞれ「御饌津」「保食」と書かれている。
召喚時の呼び掛けは「稲荷神に恐み恐み白す 為す所の願いとして成就せずということなし」。片方だけを呼び出したこともあり、その時に唱えた言葉は「保食神よ 成出給え」。
伽樓羅(カルラ)
赤い炎を纏う、火属性の鳥の悪魔。朱雀(スザク)、不死鳥(フェニックス)とも呼ばれる。契約者の「秘密」を代価として、明陀宗座主が代々使役していた。
烏枢沙摩(ウチシュマー)
火属性の上級悪魔。火天(アグニ)。明陀宗の僧正に仕えている。

用語

物質界(アッシャー)・虚無界(ゲヘナ
作中の世界は、2つの次元が合わせ鏡のように存在している。物質界は人間が住む世界で、基本的には現実世界と同じ。虚無界は悪魔が棲む世界。本来はお互い干渉することはできないが、悪魔たちは物質界に存在する物質に憑依することで干渉してくる。

魔障(ましょう)
悪魔から受ける傷や病のこと。これを一度でも受けると、悪魔が見えるようになる。したがって、祓魔師になるためには必ず魔障を受ける必要がある。

青い夜(あおいよる)
16年前、サタンが世界中の有力な聖職者(祓魔師)たちを大量虐殺した事件。事件の名は、犠牲者たちが青い炎を発しながら流血し亡くなったことに由来する。明陀宗では、当時の座主である竜士の祖父や、志摩家の長兄、子猫丸の父など大量の僧侶が犠牲となった。

天空の庭(アマハラのにわ)
祖母が、幼い頃のしえみによく聞かせていた地名。話によれば、「世界中の全ての草花がそこに集まっている」場所らしい。架空のお話に過ぎないものと思われるが、しえみはその存在を信じており、また最終的な目的地としている様子。死んだ祖母のことを「先に天空の庭に行ったんだわ」と形容するなど、一種の天国のような捉え方をしている風でもある。


祓魔師

祓魔師(エクソシスト/ふつまし)
悪魔に対抗する技術を持ち、「悪魔払いエクソシズム)」を行う者たち。地域や宗派によって様式は異なる。戦闘は基本的にパーティを組んで行う。
正十字騎士團においては、「称号(マイスター)」を取得することで祓魔師として認定される。階級は上から上一級・上二級・中一級・中二級・下一級・下二級。上一級のさらに上の名誉称号として「名誉騎士(キャンサー)」、「四大騎士(アークナイト)」、ただ一人にのみ与えられる最強の称号「聖騎士パラディン)」がある。
祓魔師を志望する者は、まず「祓魔塾生ペイジ)」として祓魔の基礎を学ぶ。その後、認定試験に合格すると「候補生エクスワイア[注 7])」となり、より専門的な実践訓練を受ける。
称号(マイスター)
祓魔師に必要な技術の資格。5つ存在し、1つでも得られれば祓魔師として認定される。取得した称号によって戦い方は異なる。称号は以下の通り。
  • 騎士(ナイト) - 刀剣で戦う。シュラやアーサーのように魔剣を扱う者もいる。明陀宗の騎士は刀剣ではなく錫杖を得物としている。
  • 竜騎士(ドラグーン) - 銃火器で戦う。拳銃・機関銃・火炎放射器など様々な武器を扱う。聖水を併用することも多い。
  • 手騎士(テイマー) - 使い魔を使役して戦う。魔法円・魔法陣と己の血により悪魔を召喚し、操る。天性の才能が必要とされ、絶対数は少ない。悪魔は弱い者には従わず、自信をなくした者には襲いかかることもあるため、精神力が必要となる。
  • 詠唱騎士(アリア) - 聖書経典を唱えて戦う。大抵の悪魔に存在する「致死節(ちしせつ)」という死に至る言葉や文節を掌握し、詠唱する。詠唱中は無防備になるため、他の祓魔師の援護が必要。
  • 医工騎士(ドクター) - 医療を担う。通常の医術に加え、魔障に対する専門的知識を持つ。直接戦闘には加わらないが、魔障の危険度は通常の怪我や病気とは比べものにならないため、重要な役割を持つ。
正十字学園(せいじゅうじがくえん)
東京・正十字学園町にある、あらゆる学業施設が集約された名門私立校。燐や雪男たちは高等部に通っている。全寮制。理事長・メフィストの力によって、中級以上の悪魔の出入りを防ぐ結界が張られている。地下には正十字騎士團日本支部の基地が所在する。
祓魔塾(ふつまじゅく)
正十字学園内に設けられた祓魔師養成機関。燐ら7人の祓魔塾生は、夏休み前の抜き打ち試験を経て全員候補生に昇格している。燐たちは1年生で、現在のところ2年生以上のクラスや生徒は登場していない。
授業科目は悪魔薬学、悪魔学グリモア学、魔法円・印章術、聖書・教典暗唱術、悪魔歴史学、体育・実技、剣術など。
正十字騎士團(せいじゅうじきしだん)
あらゆる宗教の祓魔師が集まる世界組織。本部はヴァチカンにあり、サン・ピエルパオロ大聖堂の地下に所在。二千年以上の歴史を持つという。
京都出張所
京都市にある正十字騎士團日本支部の出張所。構成員の多くは明陀宗の者である。
明陀宗(みょうだしゅう)
正式名称は「明王陀羅尼(みょうおうだらにしゅう)」。仏教系宗派の中でも特殊で、魔を祓うことに特化した祓魔師集団。「青い夜」で大量の僧侶が死亡したことから「祟り寺」と恐れられるようになり、信徒の減少・財政難で存続の危機に陥ったことから、10年前より正十字騎士團に所属することとなった。
不角が開祖であり、降魔剣「倶利伽羅」を本尊とする。総本山は洛北の金剛深山にある不動峯寺。世襲制の組織体制をとっており、不角の子孫である勝呂家が座主血統、志摩家・宝生家・三輪家などが僧正血統。不角は伽樓羅の憑依した魔剣・倶利伽羅で不浄王を鎮めたが、2つの目(不浄王の心臓)がこの世に残ったため、これを封印するのを使命としてきた。

悪魔
虚無界の住人達。物質界においては、生物・無生物問わず様々な物質に憑依して活動する。憑依対象としては、自分と似た性質のものに惹かれる。性質は基本的に邪悪であるが、人間と共存したり、契約によって人間に益をもたらす者もいる。人間が悪魔への対抗策を得てきたのも悪魔から学ぶことによってであり、作中世界における「魔法」は悪魔の力によるものである。強さによる階級が存在し、特定の「王」に属する性質を持つものが多い。
八候王(バール
詳細は不明だが、「地の王」アマイモンがその一人であることから、「腐の王」アスタロト、「水の王」エギュン、「氣の王」アザゼル、「蟲の王」ベルゼブブ、「火の王」イブリース及び他2名の悪魔の総称と思われる。
虚無界の門(ゲヘナゲート)
虚無界へと繋がる門。門そのものが悪魔であり、サタンだけが召喚できる。媒質となる血の質と量によって、門の大きさや外観・能力が変化する。
ゴブリン
「地の王」アマイモンの眷属。鼠や土竜などの小動物に憑依する悪魔。いたずら程度の魔力を持つ。動物の腐った血の臭いを嗅ぐと興奮し、狂暴化する。また牛乳が好物らしい。サイズは個体によって様々で、手の平サイズの者から人間を超えるほど巨大な者もいる。女王や王を中心としたコロニーを築いている場合が多い。土地や地域によって何百と種族が存在し、小鬼ホブゴブリン)もその一種。
山魅(デックアルプ)
「地の王」アマイモンの眷属。草木に憑依する悪魔。基本的に力は弱いが、稀に人の心に取り入り凶悪化する例もある。
魍魎コールタール
「腐の王」アスタロトの眷属。菌類に憑依する悪魔で、悪魔の中では最下級に位置する。暗闇と湿気のある場所、根暗な人間に群がる性質があり、大量に群れると質が悪いらしい。
蝦蟇(リーパー)
「水の王」エギュンの眷属。蛙に憑依する悪魔。基本的には大人しいが、心に弱みを持つ者には容赦なく襲いかかる。
白狐(ビャッコ)
神使として狐に憑依する悪魔。本来は食物や農耕の守り神。
土塊(ゴーレム
「地の王」アマイモンの眷属。泥人形に憑依する悪魔。
緑男(グリーンマン)
土塊に植物が生えた状態の悪魔。体内から植物を生成できる能力を持つ。基本的に大人しい悪魔で、能力によっては中級悪魔でもある。
雪男(スノーマン)
土塊に雪が付着した状態の悪魔。
囀石バリヨン
「地の王」アマイモンの眷属。石や岩に憑依する悪魔。奇声を上げる以外、基本的に動かない。持ち上げたりすると重くなる。古く強力なものだと人の背中に跳ねて飛び乗り、重くのしかかる個体もある。
屍(グール
「腐の王」アスタロトの眷属。人や動物の死体に憑依する悪魔。土葬を行う国や地域に見られ、現在の日本で目にすることは稀である。その国々の習慣や信仰の違いなどで祓い方が異なる。屍人ゾンビ)とは別の悪魔。
(ゴースト)
「氣の王」アザゼルの眷属。死体から気化した物質に憑依する悪魔。その人物の生前の感情を残すものが多い。屍同様、祓い方は死体の信仰や状況によって異なる。
猫又ケット・シー
猫に憑依する悪魔。日本のものは尾が二又に分かれている。
屍番犬(ナベリウス
「腐の王」アスタロトの眷属。屍を繋ぎあわせ、対・悪魔戦闘用に人工的に造り出された悪魔。現在では新たに造り出すことは倫理的にも禁忌とされており、その技術も固く封印されている。
個体により形状は様々であるが、総じて死体を繋ぎ合わせたようなグロテスクな見た目をしている。彼らの体液・また魔障は、生物の皮膚を短時間で壊死させる強烈な作用を持ち、すぐに手当てをしなければ命にかかわる程である。非常に凶暴だが、ある程度の知性はある模様。暗闇を好み、暗い場所では活発化する。
虫豸(チューチ)
「蟲の王」ベルゼブブの眷属。小さな虫に憑依する悪魔。集団で血を吸ったり、死体の肉を食らう。
化燈籠(ペグランタン)
「火の王」イブリースの眷属。照明器具に憑依する悪魔。火が灯ると動き、その火が消えるか夜が明けると動かなくなる。また、生物を食して燃料にしており、特に女性が好物。
蛇(ナーガ
「地の王」アマイモンの眷属。蛇に憑依する悪魔。明蛇宗が操る。
幽霊列車(ファントムトレイン)
列車に憑依する悪魔。人気のない駅のホームで電車を待っていると、どこからともなく現れて魂を奪い走り去り、そのまま虚無界へと連れ去ってしまう。
火蜥蜴(サラマンダー
「火の王」イブリースの眷属。不浄王討伐の際に召喚された。

道具
魔剣(まけん)
悪魔が憑依した剣。燐の「倶利伽羅」、アーサーの「カリバーン」、シュラの持つ剣など。使い魔の場合と同様、契約が必要となる。
降魔剣(こうまけん)
倶利伽羅(クリカラ)の別名を持つ、古から伝わる魔剣。明陀宗の本尊だった。藤堂によれば、明陀の祖・不角は火の悪魔・伽樓羅の憑依したこの魔剣と契約し不浄王と戦ったが、不浄王を鎮めた際に伽樓羅は剣から去ったという。燐と雪男が生まれる少し前、不動峯寺に現れた獅郎が達磨から手に入れた。
この剣には、メフィストによって燐の炎が移植され、鞘によって封印されている。メフィスト曰く「炎の源である悪魔の心臓」を封印したという。アマイモンによれば、刃の部分が虚無界につながる小さな入口で、鞘がその扉の役割を果たしている。刀を抜けば燐は悪魔の状態となり、再び鞘に戻せば尻尾や牙が残るものの人間に戻る。獅郎亡き後は燐が肌身離さず持ち歩いており、戦闘時に武器として用いている。ただし刀を抜けば、青い炎が抑えられなくなる。
鍵(かぎ)
正十字学園内では様々な鍵を必要とする。その鍵はいずれも貴重なものである。如何なる物も如何なる場所に隠すことができる特殊な鍵「神隠しの鍵」や、目的地へとすぐさま繋がる鍵など、その種類・用途は様々である。また、祓魔師の称号を持つ者のみが所持できる鍵もある。
錫杖(キリク)
明陀宗の祓魔師が使用している棒状の武器。普通の棒術のように使うときもあれば、使い魔の加護を受け、特殊な力を宿す時もある。特に志摩家がよく手にしている。廉造は分解して制服の下の専用ホルダーにいれ、常に持ち歩いている。


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